”治る認知症”「特発性正常圧水頭症」が年間1万3千人以上

歩行障害、認知機能の低下、尿失禁という認知症のような症状が出る脳の病気「特発性正常圧水頭症」は、適切な治療を施せば症状が改善する人が多いことから”治る認知症”として知られています。

ところが、この特発性正常圧水頭症という病気自体、これまであまり注目されていなかったこともあり、認知症などと間違われやすく、適切な治療がなされないままになっているケースも少なくないと考えられてきました。

今回、厚生労働省研究班による初めての実態調査が行われた結果、特発性正常圧水頭症と診断された患者は、全国で年間1万3千人以上にも上るとの推計結果が出たのだとか。

特発性正常圧水頭症の特徴的な症状とは?

特発性正常圧水頭症の場合、歩行障害、認知機能の低下、尿失禁という3つの主症状のうち、足が上げづらくすり足になる。歩幅が小刻みになる。足を少し開き気味に歩くようになる。Uターンでよろめく…などの歩行障害がまず最初に出ることが多いと言われています。

また、その後にあらわれる認知機能の低下も、物忘れなどの記憶障害がひどくなるアルツハイマー病の症状とは大きく異なり、特発性正常圧水頭症の場合は、意欲や集中力が低下し、一日中ぼんやりしていて呼びかけに対して反応が悪くなると言った症状となってあらわれるのが特徴のようです。

もしもこのような症状が比較的短期間のうちにあらわれた場合は、特発性正常圧水頭症を疑うべきですし、既にアルツハイマー病やパーキンソン病と診断され、治療を行っている場合でも、その症状が一向に改善しないような場合は、セカンドオピニオンを求めるべきかも知れませんね。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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