たとえBMIが正常値でも「ビール腹」で死亡リスクが倍増

肥満は「肥満症」という生活習慣病の一つとしてだけでなく、心臓病や脳卒中、高血圧、糖尿病、脂質異常症など様々な病気の原因になるとされ、日本肥満学会は、この肥満という状況を体格指数「BMI」を使って診断しています。

ところが、このBMIの数値でたとえ「標準」と判定されていたとしても、下腹に脂肪がついてぽっこりお腹が突き出した、いわゆる「ビール腹」体型の男女は、単なる肥満の人よりも糖尿病や心臓病、脳卒中などのリスクが大きいことがわかりました。

ビール腹で死亡リスクが男性2倍、女性1.5倍に

今回、アメリカの研究チームにより、約1万5千人のデータを解析した結果、ビール腹体型の人は、単なる肥満や太りすぎの人に比べて、死亡リスクが男性で2倍に、女性で1.5倍になっていることが判明したのです。

なぜお腹が出ていることが、死亡リスクの顕著な上昇に繋がるのでしょうか?その理由は次のように考えられています。

胃の周りにたまった皮下脂肪は体内に浸透して重要な臓器を包み込み、肝臓でコレステロールに変換されて血中に送り込まれる。このコレステロールが動脈に蓄積すると動脈硬化が進み、心臓発作や脳卒中を引き起こすと考えられるからだ。

皮下脂肪がたまるとインスリン抵抗性も高まり、2型糖尿病など慢性疾患の原因にもなる。

BMIの数値に安心していませんか?

あなたは健康診断でBMIが正常値だからと安心していませんか?たとえBMIに異常がなくとも、いわゆるビール腹を抱えている人は、心臓病や脳卒中、糖尿病などのリスクが高いことをまずは自覚して、食事や運動などの生活習慣全般を見直していく必要があるようです。

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category : 肥満症

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