オメガ3脂肪酸のサプリメントに認知機能低下抑制効果なし

青魚に含まれるDHAやEPAに代表されるオメガ3脂肪酸には、血液中のコレステロールや中性脂肪を下げる働きがあることから、動脈硬化や高血圧、心疾患、脂質異常症、加齢黄斑変性などを予防するだけでなく、脳の活性化による記憶力アップや認知症予防といった効果も期待されています。

但し、このオメガ3脂肪酸を食物から摂取するのではなく、サプリメントという形で摂取した場合の効果については、これまでの研究結果は一致していませんでした。

そして今回、アメリカの国立眼病研究所の研究チームにより実施された、高齢の加齢黄斑変性患者4千人を対象とした、5年間に及ぶ臨床試験の結果、オメガ3脂肪酸を多く含むサプリメントに、認知機能低下を抑制する効果が確認できなかったとの残念な結果が出たようです。

視力が認知機能に与える影響を考慮

この臨床試験は、この種の研究としては最大かつ最長規模のものの一つであると言う点で、結果の信頼性は高いと言えますが、視力が認知機能に与える影響は少なくありません。

一口に加齢黄斑変性患者4千人といっても、その病状は患者によって大きな差があることを考えると、たとえば病気の進行度別に分析するなど、さらなる解析が待たれるところではありますね。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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