紅茶のポリフェノール「テアフラビン」に骨粗しょう症予防効果

人間の生命維持に不可欠なカルシウムの体内量を調節するために、また、強くしなやかな骨を維持するために、実は骨の中では絶えず破壊と再生が繰り返されています。

より具体的には”破骨細胞”が古くなった骨を壊し、”骨芽細胞”が新しい骨を作ることで、常に骨は生まれ変わり、骨の健康が維持されるわけです。

ところが、この2つの細胞の活動のバランスが何らかの原因で崩れ、特に破骨細胞の働きが優位になってしまうと、やがて骨の中がスカスカにもろくなってしまいます。これが国内患者数が推定で約1300万人とも言われている骨粗しょう症です。

紅茶ポリフェノールの骨粗しょう症予防効果をマウス実験で確認

今回、大阪大の研究グループにより、紅茶の苦み成分であるポリフェノール「テアフラビン」に、前述の破骨細胞を減らし、骨の破壊を抑える効果があることが確認されました。注目すべき実験とその結果は次の通りです。

人工的に骨の量が3分の1の骨粗しょう症にしたマウスに3週間、テアフラビンを計7回注射すると、破骨細胞が減り、骨の量が2倍に回復した。

たった3週間で骨量が2倍になったというこの実験結果には驚きですが、なにぶんまだマウス実験レベルのお話ですし、この実験と同程度のテアフラビンを、体重60kgのヒトが摂取するためには、1日に紅茶を60杯も飲む必要があるのだとか。

短期間で骨量を倍増…とまではいかなくとも、サプリメントなどを利用して、紅茶ポリフェノール「テアフラビン」を効果的に摂取することで、骨粗しょう症が予防できる可能性が示されたわけですし、骨粗しょう症の新しい予防薬の開発に繋がると期待されています。

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category : 骨粗しょう症

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