血液検査ですい臓がんを早期発見!味の素が新検査技術を開発

血液中のアミノ酸でがんリスクを評価

味の素社が2011年から行っている事業の一つに「アミノインデックスがんリスクスクリーニング」という検査があります。この検査は、健康な人とがんを発症した人の血液中のアミノ酸を測定し、様々な種類のがんのリスクを評価するもの。

今回、味の素社と大阪府立成人病センターの共同研究により、「アミノインデックスがんリスクスクリーニング」がすい臓がんの発見にも有効かどうかを検証するために、360名のすい臓がん患者と8,372名の健康な人を対象に、それぞれの血中アミノ酸濃度バランスが測定され比較検討されました。その結果は次の通りです。

すい臓がん患者では健康な人に比べ血中アミノ酸濃度バランスに大きく変化が認められ、手術の可能性のある比較的ステージの早い患者でも進行がん患者と同様のアミノ酸パターンを示したとのこと。

すい臓は”沈黙の臓器”と呼ばれ、たとえがんを発症しても早期ではほとんど自覚症状がなく、いざ症状があらわれた時には手術不可能な進行がんの状態で発見されるケースが多いのだとか。そんなやっかいなすい臓がんを、簡単な血液検査によって早期に発見しうる可能性が出てきたわけです。

がんを血液検査で早期発見すると言えば、先日もマイクロRNAを利用した次世代のがん診断システムの開発プロジェクトが発足したというトピックスをご紹介しました。

しかし、そのがん診断システムの実用化は、まだ5年あまりも先とのことでした。これに対して今回の研究は、2015年の事業化を目指しているのだそうです。これまで治療が難しいと言われてきたすい臓がんですが、早期発見システムの確立は意外と早い可能性が出てきたようですね

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category : がん治療・がん研究全般

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