抗うつ薬も効かない重度の高齢者のうつ症状をPCゲームで緩和

高齢者における従来の抗うつ薬による治療法は、その効果が得られるまでに時間がかかる場合が多く、結果も不安定で、さらに症状の緩和が見られるのは全患者の3分の1ほどでした。

今回、アメリカと中国の専門家からなる国際研究チームにより、脳の働きを高めるコンピューターゲーム(PCゲーム)が、一部の高齢者が発症する重度のうつ病に対する治療法として、抗うつ薬と同等かそれ以上の有効性を示す可能性が示されました。

抗うつ薬を12週間投与した場合と同等の有効性

より具体的には、抗うつ薬の効果がみられなかった60歳~89歳のうつ病患者に、脳の健康を増進することを目的とした特別なコンピュータゲームを開発し、それを使ったプログラムに4週間取り組んでもらったのだとか。

その結果、たった4週間という短い期間のうちに、実に全体の72%もの被験者が、うつ症状の完全寛解を得るという驚くべき結果が得られたのだとか。

また、「レクサプロ」や「シプラレックス」という商品名で販売されている抗うつ薬「エスシタロプラム」を12週間投与された高齢者と比較したところ、今回のコンピューターゲームによる治療法はそれと同等の有効性を、たった4週間で示したことになります。

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category : うつ病

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