乳がんの早期発見にハトが使える可能性!その精度は最高99%

つい先日、乳がん検診として実施されるマンモグラフィー検査に超音波検査(エコー検査)を併用すれば、乳がん発見率が約1.5倍高くなったとの研究成果を取り上げました。

マンモグラフィーに超音波検査併用で乳がん早期発見率1.5倍

これにより早期の乳がんを発見する確率が高まる可能性が示されたわけですが、早期の乳がんを診断することは、実は経験を積んだ医師にとっても難しい場合が少なくなく、専門の訓練を必要とされるほどなのだとか。

鳥類の優れた画像解析能力を利用

ところが今回、米アイオワ大学の研究チームは、乳がん検診によって撮影された断層撮影画像から乳がんの病巣を発見するのにハトが使える可能性を発見したのです。

研究では8羽のハトをケージに入れ、乳がんの断層撮影画像サンプルをスライドで見せ、腫瘍画像をつついた時にだけ餌が与えられるという訓練を実施しました。様々な乳がんのサンプル画像を使ってトレーニングを行った研究結果は次の通りです。

ハトたちは15日間で平均85%の正答率を記録した。また、とくに成績の良かった4羽は30日後に最高99%の正答率を出したという。

草むらに潜む昆虫や小動物を、空高くから見つけることのできる鳥類は、単に視力が優れているだけではなく、思いもよらない画像解析能力を発揮することがあり、今回の研究は鳥類のそんな能力を利用したものです。

但し、長年の経験を積んだ医師でも発見が難しいとされる、比較的若い年代に多い乳腺密度の高い画像などは、残念ながらうまく識別することができなかったようです。

とは言え、今回の研究成果は、単にハトの視覚が乳がん診断の補助的手段として利用できる可能性を示しただけではなく、ハトがどのように病巣を判断しているのかを分析することにより、コンピューターによる画像解析プロセスの向上にも役立つ可能性があるようです。

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category : 乳がん

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