妊娠中の飲酒は少量でも一切ダメ!米小児科学会が改めて勧告

妊娠中の飲酒は、流産や死産のリスクを高めるだけでなく、生まれてくる赤ちゃんに聴覚や視覚、心臓、骨、腎臓などに問題が生じる可能性がある他、情報処理能力などの問題や、最近話題の注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因になるとして、ほぼ全ての国で妊婦に飲酒を慎むように呼びかけられています。

その一方で、飲まないに越したことはないが、ごく少量の飲酒なら問題ない。また、妊娠超初期なら大丈夫とする意見があることも事実ですし、イギリスやイタリアなど、あくまで飲酒は赤ちゃんのために良くないとはしながらも、週に1~2度、かつ1杯程度にとどめるなら・・・とする国もあるようです。

飲酒は妊娠中のどの段階においても安全ではない

そんな中、アメリカの小児科学会は、このほど発表した報告書の中で、飲酒は妊娠中のどの段階においても安全とみなすことはできないと強調した上で、妊婦に対して「アルコールはたとえ少量であっても一切飲んではいけない」との勧告をあらためて表明しました。

同学会は、妊娠3ヶ月目までに飲酒した女性の子どもに、前述のような疾患や障害が生じる可能性は、飲酒しなかった女性の子どもに比べて 12倍、妊娠6カ月目までは 61倍、9カ月の妊娠期間を通じて飲酒した場合は実に 65倍に高まるとしています。

確かに、少量の飲酒にとどめれば認知問題や行動問題にはつながらないという報告もありますし、何かとストレスの多い妊婦にとって、少量のアルコールにはリラックス効果も期待できるとする意見も根強くあるようです。

しかし、たとえそうした報告が正しかったとしても、やはりアルコールに対する反応には個人差があるものですし、後で後悔する可能性を考えれば、一切飲まないに越したことはないと言えますね。

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category : 妊婦さん

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