”頭痛もち”の人は要注意!認知症リスクが倍増する可能性

片頭痛や緊張型頭痛など、特定の疾患を原因としない原発性頭痛 ”の患者、いわゆる” 頭痛もち ”の人は、頭痛のない人に比べて、認知症を発症するリスクが倍増するとの最新の研究結果が発表されました。

当サイトでは、以前に片頭痛をもつ女性に限定して、心筋梗塞や脳卒中、狭心症などの心血管疾患リスクが跳ね上がるという報告を取り上げました。

片頭痛をもつ女性は心筋梗塞リスク1.4倍、脳卒中リスク1.6倍

今回は、頭痛が心血管疾患リスクだけでなく、認知症リスクにも関連していること。さらに、頭痛の種類は片頭痛のみならず、緊張型頭痛や群発頭痛など原因がハッキリしない” 原発性頭痛 ”全般であり、しかも女性だけに限らないという点で、より広い人が対象となっています。

今回、台湾の研究チームは、2000年1~12月に原発性頭痛障害と新たに診断された患者群 3,620例と、その対象群として性別や年齢をマッチさせた 10,860例を台湾の健康保険データベースより抽出し、約10年間に渡って頭痛と認知症発症リスクとの関連を追跡調査しました。

その結果は次の通りです。

原発性頭痛患者では170例(4.70%)が認知症を発症し、対照群では433例(3.99%)が認知症を発症した。

原発性頭痛患者は、認知症を発症する可能性がより高いことが明らかとなった(HR:2.057、95%CI:1.718~2.462、p<0.001)

性別、年齢、月収、都市レベル、住居地域、併存疾患で調整した後、認知症に対するハザード比は2.048であった(95%CI:1.705~2.461、p<0.001)

つまり、片頭痛や緊張型頭痛などの原発性頭痛がある人は、そうでない人に比べて、性別や年齢、月収、持病の有無などで調整した認知症発症リスクが2倍以上高いとの結果が得られたわけです。

現時点で、原発性頭痛が認知症の発症リスク上昇にどのように関連しているか、その詳しいメカニズムは明らかではありません。

しかし、いわゆる” 頭痛もち ”の人は、ご自身の認知症リスクが高まっていることを自覚し、食習慣や運動習慣、睡眠習慣などを積極的に改善して、相対的な認知症リスクの引き下げを図っておいて損はないと言えますね。

  1. 特定の疾患を原因としない” 頭痛もち ”の認知症リスクは2倍以上
  2. 生活習慣の改善等で相対的な認知症リスク引き下げを!
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category : 頭痛

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