1日5時間以上テレビを見る人は要注意!死亡リスク6倍超に

1年ほど前に、スペインで実施された大規模調査で、1日3時間以上テレビを視聴していた人は、1日1時間未満の人に比べて死亡リスクが約2倍になっていたこと、さらにテレビの視聴時間が1日につき2時間増えるごとに、死亡リスクが40%も上昇することが確認されました。

1日に3時間以上のテレビ視聴で死亡リスクが2倍に跳ね上がる!

テレビの視聴時間と肺塞栓症による死亡リスク

今回、日本において実施された大規模調査に登録された、40~79歳の約8万6千人のデータを解析した結果、1日当たりのテレビ視聴時間が長い人は、肺塞栓症による死亡リスクが高いことが明らかになりました。

特に、この傾向は40~59歳の人に顕著で、この年齢層に該当する人の1日当たりのテレビ視聴時間が5時間以上の人は、その半分である2.5時間未満の人に比べて、肺塞栓症による死亡リスクがなんと6倍超に達していることがわかりました。その具体的な調査結果は次の通りです。

1日当たりのテレビ視聴時間(平均,以下同)が5時間以上の人では,2.5時間未満の人に比べて肺塞栓症による死亡リスクが2倍超だった〔ハザード比(HR)2.38〕。

この関連は40~59歳でより強く,1日当たりのテレビ視聴時間が2.5時間未満の人と比べた肺塞栓症による死亡リスクは2.5~4.9時間の人で3倍超(HR 3.14),5時間以上の人で6倍超だった(HR 6.49)。

これまでの研究でも、長時間のテレビ視聴は様々な疾患リスクに関連し、死亡リスクを高めている可能性が指摘されてきましたが、テレビ視聴時間と肺塞栓症リスクとの関連について検討した研究は今回が初めてなのだとか。

長時間のテレビ視聴により座っている時間が長くなり、下肢が圧迫され続けると血栓が生じるリスクが高まります。肺梗塞症は、生じた血栓が立ち上がった際などに血流の流れに乗って移動し、肺の中の細い血管に詰まることで発症し、呼吸困難や動悸を引き起こします。

エコノミークラス症候群と同様の対策を

これは航空機内などで発症する ”エコノミークラス症状群” と同じ状況であるとも言えますので、たとえばCM中など、一定の間隔で立ち上がって部屋の中を歩くようにしたり、たとえ座ったままでもストレッチやマッサージをして下肢の血流を促進し、積極的に水分の摂取をするなどの予防策が有効だと考えられます。

特に、肥満や糖尿病、喫煙者、さらに下肢静脈瘤がある人などは血栓ができやすいと考えられますので注意が必要です。

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category : トピックス

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