”卵子のもと”を育てて体外受精。新しい不妊治療で世界初の出産に成功!

26歳にして月経がストップし、以来4年もの間月経がなかった早発閉経の30歳の女性が、今回、新しい不妊治療により、世界初の出産に成功しました

早発閉経(早期閉経)とは、まだ閉経年齢には至らない40歳未満であるにもかかわらず、卵巣年齢が閉経年齢に達してしまい、卵巣の機能が著しく衰えてしまっている状態を言います。日本における早発閉経の患者は、実に10万人にも及ぶとも言われ、これまでの不妊治療は、ホルモン療法や、他人からの卵子提供と言った対症療法が中心でした。

新しい不妊治療の概要

今回行われた新しい不妊治療の概要は次の通りです。

卵巣を腹腔鏡手術で摘出し、いったん組織を凍結保存。眠った状態の卵子のもとである原始卵胞を目覚めさせる物質を加えて培養、卵管を覆う膜の下に移植。卵子が成熟したところで採取し、体外受精して子宮に戻す。

休眠状態の”卵子のもと”である原始卵胞を活性化し培養した上で移植、自然に卵子が成熟するのを待って採取し、体外受精へ繋げるところがポイントですね。

これまでこの治療法が行われた27人のうち、原始卵胞が残っていることを確認できたのは13人。で、その13人の”卵子のもと”を一連のプロセスを経て、成熟した卵子として採取できたのは半数以下の5人だったとのこと。この活性化→培養の技術を向上させることで、成功率を伸ばすことも可能なのではないでしょうか。

この治療法は現時点では卵巣に”卵子のもと”が残っている早期閉経患者に限られますが、今後は加齢に伴って卵巣機能が衰えた人達への応用も期待されているとのことです。

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category : 不妊治療

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