肝硬変の再生医療 15年度末にも治験開始を計画

肝硬変とは?

肝硬変とは一つの独立した疾患ではなく、肝臓がウイルスに感染するなど様々な原因によって生じた慢性の炎症が治癒することなく、長い経過をたどった末の病態を指します。

肝臓の慢性的な炎症が続くことで、肝臓の組織が硬くなる線維化へと症状が進み、それに伴い肝機能が低下してしまうだけでなく、場合によっては肝臓がんに進行することもある恐ろしい病気です。

皮下脂肪から採取した幹細胞で肝臓を再生

今回、そんな肝硬変の患者に対して、患者自身の皮下脂肪から採取した幹細胞で肝臓を再生させる臨床試験が、独立行政法人医薬基盤研究所や神戸大などからなる研究グループにより計画されていることがわかりました。

肝硬変は一般に、治療しても元には戻らない”非可逆的”な疾患と考えられてきました。現在では肝臓の炎症や線維化、さらに欠損してしまった肝細胞の再生など、それぞれ個別の治療法は存在していますが、これらの症状を一挙に改善させる目的の臨床試験は世界初で、研究グループによると、15年度末の治験開始を目指しているそうです。

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category : その他の再生医療

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