世界初!腎臓幹細胞で腎臓の基本単位”ネフロン”を再現することに成功

腎臓の基本単位”ネフロン”について

腎臓は血液をろ過して老廃物など体に不必要なものを体外へ排出し、体に必要なものを再吸収させる重要な働きをしていますが、実際に血液中の必要なものと不必要なものを選別し、必要なものは再び血管に運び、不必要なものを尿として排出しているのは、腎臓中の”ネフロン”と呼ばれる基本単位です。

腎臓という臓器は、実はこの”ネフロン”の集合体で、人間の場合、握りこぶしほどの大きさの腎臓が左右にあるのですが、そのひとつの腎臓の中に約100万個もの”ネフロン”があります。

幹細胞を”ネフロン”に誘導することに成功!

今回、岡山大などの研究グループは、ラットから採取した腎臓の幹細胞にタンパク質などを加えて試験管内で培養し、腎臓の最小構成単位であるこの”ネフロン”と同じ構造を備えた組織を再現することに、世界で初めて成功しました。

まだラットでの実験段階ですし、完全な臓器としての腎臓にするためには、この”ネフロン”同士を繋げる細胞や血管などが必要なのですが、腎臓幹細胞を”ネフロン”に誘導するために、培養の際に加えるべき5種類のタンパク質とその組み合わせを特定することができた今回の研究成果の意議は大きいと言えます。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : その他の再生医療

このページの先頭へ