残存歯19本以下の高齢男性は”痩せ”による要介護リスク1.5倍

自分の歯を20本以上保つことができれば、何でも咀嚼(そしゃく)することができ、食生活にほぼ満足することができると言われています。

そこで1989年より、当時の日本人の平均寿命である80歳になっても、この20本の自分の歯を残そうという、いわゆる「8020運動」が、日本歯科医師会などにより推進されています。

そして今回、高齢者の残存歯数と要介護リスクに関連する注目すべき報告がありました。

10万人規模の調査で高齢男性の”痩せ”リスク浮き彫りに

国立長寿医療研究センターなどの研究グループにより実施された、高齢者約 96,800人を対象とした調査の結果、歯が19本以下の高齢男性は、要介護状態に陥る危険性の高い”痩せ”のリスクが、20本以上残っている人に比べると 1.5倍高いことがわかったのです。

痩せの基準とされる体格指数(BMI)18.5未満の割合は、男性の場合、19本以下が、20本以上より、1.5倍高かった。

これに対し、高齢女性に関しては、残存歯数が19本以下のグループと20本以上のグループとの間に違いはなく、この結果について研究チームは、強い咀嚼力が必要な肉食嗜好が高い男性に比べ、女性は太りにくい魚を多く食べる傾向が強いためではないかと推測されています。

と言うことは・・・

まずは要介護状態に陥らないためにも、定期的な歯科検診を受診し、歯や歯茎の健康を保つことが何よりも重要であることは言うまでもありません。

しかし、たとえ残存歯が19本以下になってしまったとしても、肉食から魚食に切り替えるなど普段の食生活を変えることで、要介護リスクが高まる体重の減少を抑えることも可能であることがわかったとも言えますね。

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category : 食生活

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