塩分摂取は少なすぎても心筋梗塞や脳卒中リスクを上昇する

高血圧は心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の危険因子であり、血圧を下げるためには減塩は欠かせないと言うのが、今や常識となっています。

ところが近年、塩分の摂取量が逆に少な過ぎても、心血管疾患リスクの上昇をもたらす可能性が複数報告されていました。

また、減塩が降圧に有益であることは様々な臨床試験で確認されていますが、減塩が心筋梗塞や脳卒中などの心血管リスクを低下させることを直接示した大規模比較試験は存在していませんでした。

ナトリウムの摂取量と心血管リスクの関連を世界的規模で調査

そこで今回、カナダの研究チームが、世界5大陸の様々な所得レベルの17カ国、10万人以上もの被験者を対象とした世界的規模の調査研究により、ナトリウムおよびカリウムの摂取量と、死亡リスクおよび心血管リスクとの関連を検討しました。

その結果、ナトリウムの摂取量が3~6gの範囲を外れると、心筋梗塞や脳卒中などの心血管リスクが増大すること。また、カリウムの摂取量が多いと、上記のナトリウム摂取の過多、過少による心血管リスクが低下することも同時に確認されました。

ナトリウムの摂取量が多い場合だけでなく少ない場合も、心血管疾患リスクの上昇に関連する可能性が、またカリウムの摂取量が多いと、そのナトリウムの摂取量が多すぎること、また少なすぎることによる、心血管リスク上昇を相殺する可能性が、今回初めて世界的な大規模研究により示されたことになります。

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category : 食生活

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