睡眠時無呼吸で夜間血圧が200mgHg以上に!危険なタイプの高血圧を確認

高血圧症の中でも、3剤以上の降圧剤を使用しても目標血圧まで下げることのできない高血圧を ”治療抵抗性高血圧” といいます。この”治療抵抗性高血圧” は、降圧治療をしていても血圧をコントロールできないため、脳卒中などの心血管病リスク増加と関連する非常に危険な慢性疾患とされています。

この非常に危険な ”治療抵抗性高血圧” の主要な原因の一つとされている疾患が、現在、日本における推定患者数は300万人以上に及ぶとも言われている睡眠時無呼吸症候群なのです。

そんな中、血圧計でおなじみのオムロンヘルスケアと自治医科大学の共同研究グループは、睡眠時無呼吸を検知すると血圧測定を開始し、急激な血圧の上昇を検出する研究用試作機を開発し、2012年より実証研究を実施してきました。そして今回、その研究の結果が発表されました。発表された研究成果を要約すると次の通りです。

睡眠時無呼吸症候群と夜間血圧の実態が明らかに

たとえ睡眠時無呼吸症候群の重症度が同じ場合でも、睡眠時無呼吸が発生した場合に上昇する血圧の程度には個人差があること。

また、夜間血圧の平均値が一見正常であっても、睡眠時無呼吸症候群が発生した時の血圧が200mgHg以上にまで、異常に上昇する危険なタイプの高血圧が存在すること。

さらに、睡眠時無呼吸による血圧の上昇は、就寝前の降圧治療によって効果的に抑制することができることが確認されました。

治療抵抗性高血圧患者の多くが睡眠時無呼吸症候群を合併

ある調査研究によると、治療抵抗性高血圧患者の睡眠時無呼吸症候群の合併率は、実に 83%にも上るとの結果も出ています。現在、高血圧症を治療中の方で次のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみても良いかも知れませんね。

  • 昼間に襲ってくる眠気が強い
  • 太っている(特に首回りに脂肪がたまっている)
  • 大きないびきをかく
  • 睡眠時間を充分とっているのに疲れがとれない
  • 家族などに睡眠時無呼吸を指摘されたことがある

なお、オムロン社によると、今後も同研究を進めながら、同時にこの試作機を改良し、2015年度中の販売開始をめざして開発を進めていくそうです。

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category : 睡眠障害

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