シフト制勤務で脳機能低下!10年以上勤務で加齢による衰え6.5年分が加算

シフト制の勤務に就いている人は、どうしても体内時計に乱れが生じてしまうため、心臓病や高血圧症などの循環器系の病気やガンなどの発症リスクをアップさせるとの報告はありましたが、シフト制勤務が脳機能に与える影響については、これまであまり知られていませんでした。

今回、フランスの研究チームにより、様々な職業に就いている現役の労働者と退職者、合計3000人以上もの被験者を対象に、記憶力や認知機能全般に関する検査が行われました。3000人のうち半数は、夜勤またはシフト制勤務者、勤務経験者でした。

その結果、シフト制勤務と”慢性的な認知機能障害”との間に、顕著な関連性が認められたようです。しかも、シフト制勤務を10年以上続けている人に、その傾向がより強く見られ、なんと加齢による認知機能の衰えの6.5年分が追加された状態に相当していることが判明しました。

もちろんシフト制勤務を止めた場合、低下した脳機能は回復可能なのですが、回復するまでには少なくとも5年はかかる可能性があることもわかりました。

認知機能低下リスクはトータルで考える

とは言え、このような研究結果が発表されたからと言って、仕事を辞めるわけにはいきません。そこで認知機能を低下させるリスク因子は、シフト制勤務だけではないことに留意してみてはいかがでしょうか。

現在、シフト制勤務に就いておられる方は、勤務による認知機能低下リスクを負っているという自覚をお持ちになり、それ以外の過体重や喫煙習慣、過度の飲酒、運動不足などのリスク因子を積極的に取り除いていくことで、リスクをトータルで下げていけば良いのです。簡単なことではありませんが、毎日少しずつでも良習慣を増やしていきましょう。

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category : 認知症・アルツハイマー病

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