1時間座って過ごすごとに糖尿病リスク22%、メタボリスク39%上昇

一日の中で座って過ごす時間の長さが、心疾患や糖尿病、肥満などの代謝関連疾患に影響を与えることは、以前より示されてきました。

特に最近では、実生活にほとんど支障をきたすことのない、小型軽量の活動量計の開発によって、活動のモニタリングが簡便に行えるようになり、座っている時間の長さと心疾患や代謝関連疾患との関連を示す多くの報告が寄せられるようになりました。

但し、多くの被験者を対象とした大規模な研究や、座っている姿勢の具体的な持続時間などを詳細かつ継続的に測定した研究はほとんどありませんでした。

約2,500人を対象に1日24時間、8日間連続して調査

今回、オランダの研究チームは、オランダの約2,500人を対象として、1日24時間、8日間連続して小型活動量計を装着させ、1日の座っている時間の合計、30分以上連続して座っていた回数、座っている時間の平均値などと、糖代謝状態およびメタボリックシンドロームとの関連が調べられました。

その結果、座って過ごす時間が1時間増えるごとに、糖尿病を発症するリスクは22%メタボリックシンドロームの発症リスクは39%上昇していることが判明したのです。

これまで当サイトでは、糖尿病や肥満を予防し、改善するために、週にどの程度の運動を実践すれば、どの程度のリスク低減効果が期待できる・・・などと言った報告を度々取り上げてきました。

しかし、今回の研究成果は、運動を実践するか否かとは独立して、単に”座って過ごす時間”が糖尿病や肥満の発症と予防において、想像以上に重要な役割を担っている可能性を示していると言えます。

糖尿病や肥満が気になっている方は、とりあえず座って過ごす時間を短くする生活習慣上の工夫を心がけてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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category : 糖尿病

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