小細胞肺がんの驚くほど早い転移のメカニズム解明へ一歩前進

小細胞肺がんは、他のがん細胞と比べると細胞が小さいことから、そのように名付けられていますが、その一方で、腫瘍の発育や転移が驚くほど早く、早期発見が難しいため、同じ肺がんの中では悪性度の高いがんとされています。

また、この小細胞肺がんは、手術での根治が難しい反面、抗がん剤や放射線治療がよく効くという特徴を有しており、その転移のメカニズムを解明できれば、治療成績も大きく向上すると期待されています。

そして今回、理化学研究所多細胞システム形成研究センターの呼吸器形成研究チームは、胎児マウスを使った研究で、この小細胞肺がんの基となる「神経内分泌細胞NE細胞)」が、肺が形成されるに従って次第に集まる様子を撮影することに成功しました。

このNE細胞の移動が、小細胞肺がんの転移に関わっている可能性があり、今後の研究により、このNE細胞の移動をコントロールしている因子を特定することができれば、小細胞肺がんの驚くほど早い転移のメカニズムが解明できるかも知れません。

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category : がん治療・がん研究全般

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