喫煙本数が1日に30本以上の男性は白血病リスク倍増!国内の大規模研究で判明

国立がん研究センターにより、国内で実施された大規模調査の結果、喫煙本数が1日30本以上の男性は、たばこを吸わない男性に比べて、急性骨髄性白血病を発症するリスクが倍増することがわかりました。

これまで海外の研究では、喫煙が白血病の発症リスクを高めるとの報告はありましたが、日本人を対象とする喫煙と白血病リスクとの関係を検証した大規模研究はほとんど行われていませんでした。

研究チームは、岩手、秋田、長野、沖縄、茨城、新潟、高知、長崎、大阪の9府県10保健所に住む40~69歳の男女約10万人を対象に、2012年までの平均18年を追跡した調査結果に基づいて、喫煙と白血病発症との関連を調べました。

追跡期間中に、急性骨髄性白血病 90人、急性リンパ性白血病 19人、慢性骨髄性白血病 28人が確認され、年齢や性別、職業、肥満度などの偏りを調整し、喫煙との関連を検討。

その結果、1日の喫煙本数が30本以上の男性は、たばこを吸わない男性に比べて、慢性骨髄性白血病の発症リスクが 2.2倍高いことがわかったのです。

ちなみに、喫煙本数が1日30本未満の男性では、明らかなリスク上昇は見られませんでした。

また、急性骨髄性白血病以外の白血病である、急性リンパ性白血病や慢性骨髄性白血病の発症と喫煙との関連や、女性の白血病リスクについては、喫煙者や患者自体が少ないなどの理由で、喫煙との関連はハッキリしなかったようです。

急性骨髄性白血病の発症率は、年間 10万人に約2人と発症頻度こそ、その他のがんに比べると低いものの、いざ発症してしまうと治療の難しいがんの一つとされています。

これまで海外の研究では、喫煙が急性骨髄性白血病の発症リスクを上昇させることが示されてきましたが、今回の研究成果により、そのような国際的評価が日本人にも当てはまることを初めて裏付ける結果となりました。

そもそも喫煙習慣は様々ながんや循環器・呼吸器疾患などのリスク要因であることがわかっていますが、今後は急性骨髄性白血病の予防においても禁煙は重要であることがわかったと言えますね。

  1. 喫煙本数が1日30本以上の男性は、急性骨髄性白血病を発症するリスクが倍増することが判明
  2. 禁煙は、がんや循環器・呼吸器疾患などの予防だけでなく、急性骨髄性白血病の予防においても重要
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category : 喫煙習慣・飲酒習慣

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