二重あご解消の新薬、米FDAが承認

米食品医薬品局(FDA)は1日までに、あごの下に付いた脂肪を除去して二重あごを解消できる新薬「カイベラ」を承認したと発表した。米国で6月に発売が予定されている。

同薬は米製薬会社のカイセラ・バイオファーマスーティカルズが開発したもので、脂肪の吸収を助けるために体内で生成されるデオキシコール酸を成分とする。あごの下に注射すると、「顎下脂肪」と呼ばれる脂肪の細胞膜が破壊され、脂肪が破裂して消滅する。

1回の治療で最大50回の注射が必要になるが、効果は数日で現れるといい、包帯などを巻く必要もない。ただし脂肪をすべて取り除くためには何度か皮膚科に通う必要がある。

カイセラ社は約2600人を対象に実施した19回の臨床試験結果をFDAに提出し、中程度から重度の脂肪を除去する効果が実証されたと説明していた。副作用として、少数の被験者に顔の片側がゆがんだり顔面の筋力が低下したりする症状が現れたほか、あざ、腫れ、赤らみ、痛みなどの症状が出ることもある。同薬を使った治療に保険は適用されない。

FDAでは、脂肪除去の効果が確認されているのはあごの下の脂肪だけで、それ以外の部位に対しては効果も安全性も確認されていないと強調している。

米皮膚科学会が2014年に実施した調査では、約68%があごの下の脂肪が気になると答えていたが、これまで二重あごを解消するには手術を受けるしか方法がなかった。

過去には「リポディスソルブ」という薬品が出回り、傷跡が残ったり皮膚が変形したりする恐れがあるとしてFDAが警告を出したこともある。

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