核酸医薬の世界初の治験が治療抵抗性乳がん患者を対象に開始

かねてより新たながんの治療薬として期待を集めいてる ”核酸医薬” とは、がんの発症や転移に関わる異常な遺伝子の働きに対して、それを抑制するように作用する医薬品です。

がん細胞の活動を司る遺伝子や、がん発症の引き金となるタンパク質の生成に関わる遺伝子に対して、直接働きかけることができるため副作用が少なく、がんの根本的な治療が期待できるとされているものの、安定化と薬物伝達が課題となっており、未だがんの治療薬として承認されるには至っていません。

治療抵抗性乳がん患者を対象とした世界で初めての治験

今回、国立がん研究センターは、乳がんの治療抵抗性に関わる遺伝子の発現を抑制すると期待されている核酸医薬製剤 ”TDM-812”の、世界で初めてとなる治験を開始しました。今回の治験の目的は次の通りです。

今回の治験では治療抵抗性の乳がんで体表から触知できる局所腫瘤を有する患者を対象に、TDM-812を皮下の腫瘤に局所投与した際の安全性および忍容性の評価を行い、局所投与法における推奨用量を決定することを目的とする。

本治験は新しい薬剤を全世界で初めてヒトに投与する段階の臨床試験として、国立がん研究センター中央病院、乳腺・腫瘍内科(診療科長:田村研治)で実施されます。これにより、期待の核酸医薬の初めての承認に向けた第一歩が踏み出されたことになります。

治療抵抗性乳がんを対象とした医師主導治験開始 << 国立がん研究センター

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研究支援センター 研究企画部企画支援室
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
TEL: 03-3542-2511(内線:5661)
E-mail: RPN2-office @ ml.res.ncc.go.jp

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category : がん治療・がん研究全般

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