米がトランス脂肪酸を3年以内に全廃へ!一方、日本では…

トランス脂肪酸は心臓疾患や脳卒中などの心血管疾患リスクを上昇させる可能性が指摘されており、悪玉コレステロール値を上昇させる一方で、善玉コレステロール値を低下させることがわかっています。

FDAが3年以内のトランス脂肪酸全廃を決定

このトランス脂肪酸について、米食品医薬品局(FDA)は、2013年に規制案を提示して以来、様々な調査や意見聴取を実施してきましたが、今回遂に、トランス脂肪酸の加工食品への使用を3年以内に全廃するとの最終決定がなされました。

アメリカでは2006年以降、トランス脂肪酸が含まれる食品には、その旨をラベルに表示することが義務づけられました。そのかいあって、2012年には義務化前の2003年に比べると、米国人が消費するトランス脂肪酸は 78%も減少したのだとか。しかし、それでも現在のトランス脂肪酸の摂取量は懸念すべきレベルだとして、さらなる消費量の削減が課題となっていました。

今回のFDAの決定を受けて、米国心臓協会は次のようなコメントを発表しています。

「米国民の健康における歴史的勝利」

食品業界からトランス脂肪酸が消えれば、(米国で)回避できる心筋梗塞は年間1~2万件、冠動脈疾患による死亡は3,000~7,000件との米疾病対策センターによる試算もある

日本ではトランス脂肪酸の表示義務すらない状況です

その一方で、日本では今のところ平均摂取量がWHOが定める基準値よりも少ないことを理由に、通常の食生活を送っている限り健康への影響は小さいとし、厳格な規制を設けていないことはもちろん、食品に含まれるトランス脂肪酸量の表示義務すらない状況です。

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category : 食生活

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