日本睡眠学会が被災者におくる睡眠確保のための3つの対応策

熊本地震による余震が今なお断続的に続く中、避難所や狭い車中での生活を余儀なくされている多くの被災者にとって、いわゆるエコノミークラス症候群と呼ばれる肺梗塞症の問題が連日クローズアップされていますが、慣れない場所での睡眠をいかに確保するかも大きな問題となっています。

避難所での睡眠を確保する3つのポイント

そんな中で日本睡眠学会は、5年前に発生した東日本大震災時に公表していた、被災地の睡眠問題への対応に関する情報を、公式サイトに再掲載しました。

日本睡眠学会

この情報は、1995年に発生した阪神淡路大震災で、自身も避難所生活を経験した日本大学精神医学系主任教授の内山真氏によるもので、東日本大震災の被災者や関係各者に向けてまとめられた提案です。

今回は、この中で示されている3つのポイントを簡単にご紹介しましょう。

1.眠る時はできるだけ身体を冷やさないこと

特に足の甲、手の甲が冷たいと寝付けなくなるので、眠りに入る時は靴下だけでなく手袋をして休むと良いようです。

2.昼夜のメリハリをつけること

生活パターンが変わると眠りが不安定になるので、日中の活動や太陽の光を取り入れて過ごすなど、昼夜のメリハリをつけることが大切です。

3.可能な限り自分の睡眠ペースを守ること

周りの皆が寝ているからと言って、自分も眠らなければならないことはありません。元々の自分の睡眠パターン(時間帯や睡眠時間)を思い出して、できるだけ自分のペースで休むようにしましょう。

とは言え、こうした災害状況ではそう簡単なことではありません。暗い避難所の中で毛布にくるまり、一人もんもんと寝付けない人も少なくないはず。そんな時は眠れないのが自分一人ではないことが分かるだけでもホッとできるもの。

そこで、内山教授は関係各者に対して、夜間眠れない被災者のために避難所内に明るい中で暖かく過ごせる場所の確保を提案されています。

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+
このエントリーをはてなブックマークに追加

category : iPS細胞

このページの先頭へ