全粒小麦や玄米など全粒穀物を食べる人ほど死亡リスクが低い

当サイトでは以前に、小麦の実を皮ごとすりつぶして粉にした全粒粉が、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールや中性脂肪を顕著に下げるという報告を取り上げたことがあります。

全粒粉の食物繊維が悪玉コレステロールと中性脂肪を下げる

そして今回、全粒小麦や玄米、オートミール、全粒コーンミールなどの全粒穀物の摂取量が多いほど、心血管疾患やがんによる死亡リスクが低くなる可能性が、米ハーバード大の研究チームによる新たな研究により示されました。

食物繊維による糖尿病、脂質異常症、肥満リスク低減効果か

研究チームは、これまで発表済みの複数の研究によるデータをレビュー、結果的に欧米諸国の男女80万人を対象に、約40年間に渡って解析した結果は次の通りです。

全粒穀物を1日に3皿分(合計48g)食べる人は、3皿分未満しか食べない人や全く食べない人に比べて心疾患および脳卒中による早期死亡のリスクが約25%低く、がんによる死亡リスクは約15%低かった。

この結果は、全粒穀物に豊富に含まれている食物繊維が、血糖値の急激な上昇を抑えて糖尿病リスクを低減すること。

また、食物繊維がコレステロールや中性脂肪などの脂質プロフィールを改善し、脂質異常症リスクを低減することに起因していると考えられています。

さらに、食物繊維は満腹感を長時間持続させるため、摂取カロリーを自然に抑えることにより、肥満予防にも繋がっている可能性があります。

つまり、全粒穀物に含まれる食物繊維が、心疾患や脳卒中などの心血管疾患やがんを引き起こす上流の因子である糖尿病や脂質異常症、肥満といった、やっかいな生活習慣病のリスクをことごとく低減しているからであると考えられています。

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category : 食生活

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